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“bon bon”
by Yoko Yamano山野アンダーソン陽子
花を一輪生けても。何も生けなくても美しい花器。
光を受けるたびに表情を変える、小さなガラスのかたち「bon bon」が夏に祐天寺にストックホルムから届きました。
花器のようでもあり、オブジェのようでもある。切り花も、造花も、枝ものも、どこか瑞々しい。
ひとつひとつのかたちは、型を使って作られたものではありません。ガラス制作の過程で生まれた端材を再び溶かし、熱や重力、その時々の偶然から生まれます。そのため、同じかたちは二つとありません。
整いすぎていないオーラ、そして、両手の皺で包むこともできるほどのサイズは、幸せを呼んでくれるサイズ。
「造花なのか、生花なのか」「本物なのか、偽物なのか」
そんなふうに、どちらかを選ばなくてもいい。
花があっても、なくても。用途があっても、なくても。
どっちもいいよね、は気持ちいい。肯定しあえるって気持ちいい。
どんな時も価値観を共有し合えるあの人へのギフトとして。あれもこれもと加えていくのではなく、スッキリ削ぎ落とすことが、これからの前進。
潔いままに、凛としたbon bonを暮らしの空間に。
“bon bon”すべて一点ものです。
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